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最強鬼畜会長 16話
「まじ…鬼畜」
照哉は力なく倒れ込む。
「でも、気持ち良かっただろ?」
会長は照哉を抱き寄せる。
「ざけんなっ、感じねーし」
腕の中で悪態をつく照哉。
「へえ~こんなにたくさん射精したくせに?」
会長は飛び散る照哉の精子を指先につけて彼に見せる。
「ケッ、自然現象だよ。小便出るのと同じ」
「確かに自然現象だな」
会長は照哉を抱き上げて湯船へとつけた。
ご丁寧に首の後ろにエアークッションまで置く。
「動けねえだろ、しばらくそこにいろ」
会長はバスローブを羽織ると風呂場を出た。
あいつ、東雲に……起き上がろにも力が入らない。
あんなデカいのを入れられて揺すぶられたんだもんなあ。
ふざけんな!
****
「東雲」
キッチンに居る東雲に声を掛ける。
「会長、あっ、」
振り返った東雲は顔を赤らめ視線を会長から外した。
バスローブを羽織ってはいるが前を閉じていないので、デカい陰茎が見えたのだ。
「何照れてんだ?同じモノ持ってんだろ?」
会長は気にもせずに居る。
前を閉めてと言っても会長は利かないだろうなあと東雲は目を伏せたまま。
「あの、照哉さんは?」
「風呂」
風呂……?
その言葉にドキンとした。
会長も風呂場から来たよね?
「えっ?」
会長に視線を向ける。
「何、不安そうな顔してんだ東雲」
ニヤリと笑い返された。
そんな不安そうな顔してる?
会長は東雲の直ぐ側まで来ると、
「風呂場で何をしてたか知りたいか?」
と耳元で囁かれた。
何を?
心拍数が上がるのが分かる。
ドキンドキンと大きく脈打つ。
「どうした?顔色悪いぞ?それに震えてる」
会長は東雲の頬に手をあてた。
「教えてやろうか?」
会長は東雲を両腕の中に抱き入れ。
「セックスしてた」
と耳打ちした。
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