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大胆不敵な狼氏 2話
「さて、ゆっくり楽しもうか東雲?」
ベッドに降ろされた東雲は媚薬が効いているのか吐く息が荒く、逃げようとしない。
ダブルベッドに横たわる東雲の身体は綺麗だ。
まだ、少年っぽさが身体に残っている。それに、なにより昔抱いた男性に良く似ている。
身体つきも雰囲気も。
「んんっ、」
東雲は身体が火照って熱いのか何度も体勢をかえる。その動きも色っぽくて目を奪われる。
「薬が良く効いてるみたいだな、照哉はもう少し頑張るぞ?」
会長は東雲の身体をじっくりと見ながら言う。
本当に綺麗な身体。細くて折れそうな……
「激しく抱いたら壊れそうだな東雲」
会長は首筋から指先でゆっくりと東雲の肌を撫でていく。
「んん……あっ……」
指先が触れるだけで東雲は甘い吐息を吐き…喘ぎ声を出す。
「東雲、脚を開け…気持ち良くなりたいんだろ?」
会長は東雲に上に乗り耳元で囁くと耳を軽く噛む。
「あんっ、」
軽く噛んだだけでも東雲は過剰に反応する。
息が荒い。
脚を開けと命令され、ゆっくりと脚を開く。
「素直な良い子は好きだよ、ご褒美に気持ち良くしてやる」
会長は広げられた脚の間に手を伸ばす。
くちゅ、
指を後孔にゆっくりと挿入する。
「まだ中に照哉のが入ってるから全部出さなきゃな、俺のもタップリ出してやるよ」
指2本を一気に奥くまで挿入した。その瞬間、彼の気持ち良い場所を刺激してしまったのか、
「あああん、あーー」
東雲は身体をくねらせ絶叫する。
そして、奥まで……会長に侵入されていく。
荒い息を吐き、頬を紅潮させ乱れる東雲。
会長の指は中から白いドロリとした精液を掻き出す。
小さい後孔からは淫らな行為の証が流れてくる。
「照哉め、どんだけ出したんだ」
クスリと笑う。
「ガキのくせに……」
会長は乱れている東雲を見つめ、彼に良く似た男の名前を口にする。
「ゆき…………」
指を抜き、東雲の上に馬乗りになる。
「ユキ……」
東雲の唇を指で撫で、その指を口内へ入れた。
温かい口内。そのまま口を開けさせたままに、唇を塞ぎ、舌を入れ絡ませる。
「んっ……あっ……」
舌を絡める度に東雲は甘い吐息を漏らす。
いやらしいな………
舌を絡めると応えるように東雲も舌を絡めてくる。
それがいやらしくて興奮する会長。
唇を離し、照哉がつけた印に上書きするように肌に唇を押し付け、吸い上げる。
「あんっ………や……さん」
東雲は気持ち良いのか身体をくねらせ息を荒く吐く。
「気持ちいいのか?」
そう聞かれると静かに頷く東雲。
「そうか………じゃあ、俺も気持ち良くして貰おうか?上手に出来たら褒美にもっと気持ち良くしてやる」
会長は下着ごと着ている物を脱ぎ、東雲の顔の上に跨る。
「しゃぶれ」
命令をすると東雲は会長の陰茎を素直に咥える。
ぎこちないフェラは照哉よりも下手くそで、それはそれで萌えた。
「下手くそめ」
会長は笑いながらも東雲の頭を撫でる。
「もっと、しゃぶらないと気持ち良くないぞ?」
頭を撫でながら腰をゆっくりと動かす。
「んんっ、」
喉の奥まで陰茎が届いたのか東雲がむせるように顔を歪めた瞬間、少し歯を立てた。
「っ、この下手くそ!」
会長は東雲の口から陰茎を抜く。
「まあ、いい……穴で気持ち良くしてもらうぞ」
そう言うと東雲をうつ伏せにし、背中から順に舌先で舐めていく。
「ああっ……んっ…」
舌先が動く度に東雲は喘ぎ声をあげる。
ピクピクと反応を示す東雲を見ながら会長は不敵に笑う。
「お前も俺のモノだ。照哉もな……」
会長の舌先はお尻の割れ目へと這っていく。
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