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大胆不敵な狼氏 3話

割れ目を指先で開くと丹念にソコを舌先で刺激すると 「あっ、あんっ………」 足を動かし、襲ってくる刺激に東雲は過剰に反応する。 東雲としての意識はない。 ただ、快楽を求める雄の身体がそこにあるだけ。 唾液で東雲の小さな穴を濡らしながら中へ舌を押し込んだ。 「んん、……」 気持ち良いのか更に喘ぎ声を出す東雲。 指を挿れると、さらにビクンビクンと快感に反応し声をあげる。 「ケツあげろ」 会長の命令に東雲はお尻を上げて4つん這いに。 「従順な犬だな。」 照哉ならもう少し頑張っただろう。 こう素直に命令に従われると面白くない。 照哉を無理矢理抱いた時みたいに嫌がってもわらないと燃えない。 ユキの時もそうだった。 タケルも、無理矢理だった。 つくづく自分はドSで変態だと思う。 「東雲、チンコぶちこまれたいか?」 そう聞くと、 「てるや……さ、はやく……」 そう返事が返ってきた。 「残念、俺は照哉じゃねー、薫だ。カオルって言ってみろ」 「……ん、はやく……か……おる」 ゾクっときてしまった。 東雲の声がソックリだった。 あの時のユキの声に。 『おねだりしろよ?ほら』 そう言って、言葉攻めをした時の声が今の東雲と同じ。 「くそったれが!」 会長は東雲を仰向けにすると、 東雲の中に一気にぶちこんだ。なんの躊躇もなかった。 「あああっ!!」 一気に身体を穿かれ東雲は絶叫する。 ギシギシとうるさいくらいに軋むベッド。 それに負けないくらいの肌がぶつかる音と、喘ぎ声。 東雲は身体が揺すぶられる度に口をパクパクさせ酸素不足の金魚みたいに息を吐いている。 ぎちっちりと咥えて込んだ東雲の後孔は予想以上に狭くキツイ。 腰を動かし陰茎を出し入れする度に締め付けてくる。 だから思わず会長も息を荒く吐く。 興奮しているせいだと自分でも分っている。 興奮材料はかつて愛した男の子供を犯している事と、今、現在玩具にして手放したくない男の恋人を犯している事だ。 どんな媚薬よりも最高の興奮材料。 ぐちゅぐちゅと音がする。 東雲を抱いているいやらしい音。 自分の下にいる東雲も凄く乱れて、細い腰を自ら動かしている。 「お前が悪い……」 あまりにもソックリだから。 ユキの声と同じだ。 今、喘いでいる声さえも錯覚するほどに似ている。 容姿ももちろん似ている。 面接に来た時、直に息子だと気付いた。 小さい時に会ったっきりだったが面影が残っていて、何より父親似だったので側に置きたくて採用した。 まさか照哉と付きあうとは思っていなかったが、いずれ2人ともいただく予定だった。 でも、東雲を抱くのはもっと後にしたかった。 いつもは冷静で居れるのに、どうしてか……この声は冷静さを失わせるのだ。 「んっ、あっ、あっ、あっ、」 東雲の声に興奮する。 彼の身体を抱き起こすと座ったままで腰を持ち、上下に動かす。 頬を赤らめ、トロンとした大きな瞳。 赤い口元はだらしなく喘ぎ声をだしている。 その唇にキスをして、そのまま舌を絡めた。 媚薬で飛んでいる東雲は会長の首筋に腕を絡めてくる。 最高の玩具を手に入れた瞬間だった。 しばらくクチュクチュと舌を絡め、唇を離すと口惜しそうに東雲からキスをしてきた。 彼の頭を撫でながら、キスを味合う。 東雲、最高だな、お前。 ああ、きっと俺は照哉に殺されるな。 でも、照哉になら殺されてもいい。

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