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大胆不敵な狼氏 5話

「1人で入りやがれ!」 照哉はジタバタ暴れるが会長にシッカリと身体を抱きせめられていて逃げれない。 「うるせえ、黙ってろ。気持ち良くしてやるから」 背中に唇を押しつけられた。 「やめろって!離せよくそったれ!」 照哉の悪態には慣れているのか会長は気にもせずに首筋や背中に舌を這わす。 「やあっ、」 背中は弱い。 それを知っている会長は執拗に攻めてくる。 「可愛いな照哉」 嫌がりながらもよがる声に喜びを感じる俺はそうとう変態だな。 そう考えながら次は照哉の陰茎を掴む。 まだ硬くはなっていない。 でも、直ぐに大きくなる事を会長は知っている。 「さわんな!」 足をバタつかせる照哉。 「大人しくしろよ、しばらく留守にするから抱きだめすんだよ」 「はっ?マジ?」 留守にするという言葉で顔だけ会長に向けた。 「寂しいか?」 「死ね」 即答に会長は笑う。 「東雲と飯も食わずにやりまくれるぞ?」 「お前と一緒にすんな!変態」 「お前……、カオルって呼べよ照哉」 「やだね」 「前は呼んでくれてただろ?呼べよ。愛してやるから」 会長は照哉の身体を反転させ向かい合わせにする。 「お前の愛なんぞいらんわ、ぼけ!留守にすんなら一生帰ってくんなよ」 「今度はちゃんと帰ってくる、お前をもう置いてはいかない」 会長はそう言うと照哉を抱きしめた。 「あの時みたいに置いてはいかない」 抱きしめられた照哉は、 「帰ってこなくていい……待ってなんかいない。あの時も今も」 そう言うと、手で会長を退かす。 立ち上がろうとすると足を掴まれ、湯船の中に溺れそうになる。 会長が溺れる寸前で支えた。 「てめえ、殺す気か」 溺れそうになり、会長に文句を言う。 「昇天させてやるよ」 照哉の両脚を拡げ、彼のアナルへ自分の陰茎を穿く。 「あうっ」 どうせ挿入されるモノだったがいきなり突っ込まれ少し痛みが生じた。 「大人しくしてりゃあ優しくしたのによ!」 会長は照哉の背中へ手を回し、ぐぐっと自分の方へ引き寄せ、陰茎を奥深く侵入させた。 「あっ、やっ、」 奥深く侵入してきて自分を刺激してくる。 どこが気持ちいいか熟知している会長のソレは別の生き物みたいだ。 「おら、腰を振れよ照哉」 「や………や、くそったれ!抜けよ殺すぞ」 頭を振って抵抗してみる。 「いつも言ってるだろ?お前になら殺されてもいい」 会長は嫌がる照哉に口付けをする。 会長が動く度にお湯がはねる。 「ちゃんと掴まれ溺れるぞ」 そう言うと照哉の両脚を持ち上げた。 「クソが!」 そう言いながら照哉は会長の首筋にしがみつく。 打ち付けられるように照哉の中に出し入れされる会長の太い陰茎。 「んっ………くっ……」 耳元で聞こえる照哉の喘ぎ声。 素直に感じてりゃあいいのに。 会長は照哉の耳朶を甘い噛みしながら身体を揺らす。 「照哉……気持ちいいか?」 はあはあっと息を吐く照哉は首を振る。 「早く、いけよ……ねちねちシツコイ……んだよ」 「早く終らせたいならお前も腰を動かせよ。じゃないと2時間くらいここでねばるぞ?」 チッ、 照哉の舌打ちが聞こえ、 「動くからサッサといけよ……」 と自ら腰を動かし出した。 腰が動く度に絞まりが良くなり会長も次第に息が荒くなっていく。 「バックでやりたい。壁に手をつけ」 「はあ?ワガママ言うなよ、このままイケばいいだろ?」 「……お前、バック弱いもんな……ほら、たて」 ニヤリッと笑い会長は照哉からイチモツを抜く。 照哉を無理矢理立たせ、壁に手をつかせる。 「ケツあげろよ」 「命令すんな、サッサと挿れてサッサといけ!」 照哉は逃げようと思えば逃げれるのに逃げない。 本当、素直じゃねえ。 会長は跪くと照哉の割れ目に舌をは這わす。 穿かれると思ったのにヌルリとした感触を感じ、身体がピクんと震えた。  「なに……して、」 「抱きだめするって言っただろ?お前が俺に抱かれたくてたまんなくなるくらいに身体に教え込むんだよ」 そう言って、舌先で後孔を刺激する。

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