117 / 135

大胆不敵な狼氏 12話

「遠慮する事ないって!ヒデちゃん部屋掃除終ったんでしょ?」 「はい、終わりましたばい!後はトイレで終わりです」 モモの質問に頷く英雄氏。 「良いってば!!」 幸太はたまらず逃げ出す。 「ほら、ユウヤさん捕まえてテゴメにしちゃってよ」 つんつんと肘でユウヤをつつく。 「今日は部長も来ないし、会長も来ないんだしファイトいっぱーつ!!」 モモは拳をあげる。 「モモちゃんありがとう。ローションとかも使わせて貰うね」 ユウヤは幸太の後を追う。 「あ、あの、男同士って何するんですか?」 シンジが顔を真っ赤にして聞く。 「何ってセックスでしょ?」 真顔で答えるモモ。 「えっ?でも……いれる場所……」 「アナルがあるじゃん、シンジってアナルセックスした事ないの?」 「はああ??あるわけないでしょ?」 シンジは耳まで真っ赤だ。 「女子とのセックスは?」 その質問には目をそらす。 その態度でユナとモモと健太はニヤニヤし始める。 「童貞かあ!!」 3人の声がそろう。 「ちょ!やめて下さい!!」 シンジはバケツを手にダッシュで逃げた。 「待つですシンジくん、そっちはトイレじゃなかとです!掃除ばせんといかんですよ!」 英雄氏もシンジの後を追う。 「性教育必要だね」 ニヤりと笑うモモ。 ◆◆◆◆ 「やだ!薫ちゃん、なんでソコ洗うの?しないってゆったじゃん!」 灯は風呂場の壁に手を着かせられ、両足を広げて立っていた。 会長は灯のアナルにシャワーをあて、指をいれて洗っている。 「うるせえな、もう終るから大人しくしてろ」 会長は乱暴な言葉使いでそう言い放ち、中を掻き混ぜる。 「やあっ……やだあ、」 いやいや、言いながらも逃げない灯。 押し退けて逃げる事だって出来る。 「どうせ、またよがるんだから素直になれよ」 「よ、よがってないでしょ?」 「前にやった時はもっとしてっておねだりしただろうが?」 「あ、あれは薫ちゃんが言えって」 「自分で腰振ってただろ?」 「振ってないもん!ばか!薫ちゃんなんて嫌い!」 「それ、照哉にも言われるぜ?」 洗い終わった会長は灯を抱き寄せ、風呂場を出る。 身体を適当に拭き、互いに裸のまま寝室へと向かう。 そして、ベッドへ灯を放り投げた。 「暴れるなら縛るけど?縛られたいか?」 「嫌って言っても暴れなくても縛るの好きじゃん」 「俺の趣味知ってんじゃねーか」 会長はニヤりと笑うと用意していたロープを手にした。 「 でも、やっぱやだ!!」 灯は会長を押し退けるが、簡単に捕まってしまった。 「お前は煽り上手だよな」 ニヤニヤしながら会長は灯の両腕を後ろ手に縛る。 「本当は亀甲縛りしたかったんだけど、長いロープが無かった」 「薫ちゃんの変態!!照哉くんにもやってるの?」 「亀甲縛りか?照哉にはしてないよ。身体に傷がつく。ただ、両手は縛るけどな」 「僕にはしようとしたのに?」 「お前、ドMだろ?縛られるの好きだろ?」 会長はうつぶせ寝にした灯の尻に舌を這わす。 「やあっ……縛られるの好きじゃないもん!痛いの嫌い」 尻の割れ目を広げられそこにヌルリとした舌の感触。 「なんだよ?優しくしてほしいのか?じゃあ、おにいちゃんに優しくして下さいって言えよ」 「薫ちゃんの変態!そうやって無理矢理言わせたのをそこだけ録音するんでしょ?僕とのエッチも撮ってるもんね?」 「いいだろ?俺の趣味だ。下手にレンタルするより興奮する」 「ほんと……へんたい。」 アナルを舐められ灯の息は荒くなってきた。 「ほら、ケツあげろ!指で気持ち良くしてやるから」 パンっと軽く尻を叩かれる。 「痛っ!!もう、どうせやるなら優しくしてよ!ばか!」 灯は文句言いながらも尻を上げる。 結局はいつも流されてセックスしてしまう自分がいる。 彼のテクニックは凄い!灯は何度もいかされて気を失った事もある。 初めての男が会長だった。 初めてはタケルが良かったのに!ってその時に泣いた事がある。 それから、反省するどころか恋人と別れたり、溜まった時に相手をさせられた。 酷い事されていると知っている。 なのに、どうして逃げないのだろう? どうして、自分から側に来てしまうのだろう? 恋愛感情なんてないのに。 弄られながら考えていたら、会長のデカちんこが挿入してきた。  いつぶりかな? なんて、つい考えてしまった灯。 会長のちんこのデカさも形もすっかり覚えてしまった。 そして、ギシギシとベッドがきしみはじめ、次第に激しいピストン運動へと変わっていく。

ともだちにシェアしよう!