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大胆不敵な狼氏 13話
◆◆◆◆
「俺達、いちゃつき過ぎですね」
湯船の中、東雲が呟く。
キスと愛撫をどれくらいしただろうか?
でも、それでも足りなくて互いに求め合う。
「仕方ないだろ?東雲が可愛く誘ってくるんだから」
東雲を膝の上に座らせ、あちこちに自分がつけたキスマークを上書きする照哉。
「だって………照哉さんが……ほしいんです」
キツく吸われる度に息が乱れる。
「じゃあ、自分で俺の後ろに挿れて動いてよ?」
なんて照哉に言われ、恥ずかしそうに俯く。
散々やりまくっても、恥じらいを見せる東雲。
「そろそろ、上がるか?逆上せそう」
「じゃあ、ベッドの上でやりますか?」
恥ずかしそうに聞く東雲。
「ほんと、どうしたの?可愛い発情期きちゃった?」
そんなおねだりするようなタイプには見えない。でも、今日は何かおかしい。
「発情期きてます……だから、照哉さん」
頬が熱ったように見えるのは風呂のせいか?それとも、本当に発情期なのか。
「どうなっても知らねーぞ」
照哉は東雲の腰を掴むと、
「じゃあ、自分で挿れて……」
耳元で囁く。
「自分で?………照哉さんのおっきいから……無理…です」
「そのまま腰を落とせばいいだけだろ?」
「でも……」
「俺、もう限界なんだけど?」
「じゃあ、照哉さんが挿れてください」
東雲は立ち上がると照哉に背を向け、壁に手をついた。
「ほんと、エロいよな………つーか、煽り上手だよ東雲」
照哉も湯船から出ると東雲を後ろから抱きしめた。
「挿れてほしい?」
「……はい」
「じゃあ、何ておねだりするんだっけ?」
照哉は東雲の耳朶をカプと噛む。
「……んっ」
アマガミされた耳朶、その後は軽く吸われる。
「……んんっ、」
東雲はその行為に感じて声をもらす。
「ほら、おねだりは?」
照哉は指先で身体のラインを撫で、お尻の割れ目も撫でる。
ゆっくりゆっくりと撫でられるソコ。
焦らすように1番弄って欲しい場所をわざと触らない。
「……照哉さ……じらさないで……」
触って欲しいのか東雲は小さい声でそう言う。
「じゃあ、おねだり」
「……ばか……わかってるくせに……」
「わかんないから聞いてんの!」
照哉は首筋に舌を這わす。
「………照哉さん……じらさないで……俺も我慢できない……後ろに挿れてください」
息を荒く吐きながら言葉にする東雲。
「何を?指?」
わかってるくせに意地悪な照哉。
「ちが………照哉さんの……チンコ……」
東雲はそう言った後に、
「やっぱ、死ぬほど恥ずかしい……照哉さん、俺のに挿れて死ぬほど恥ずかしいのを忘れさせてください」
そう言った。
「東雲、ほんと、くそ可愛い」
照哉は東雲のアナルを指先で広げるとゆっくりと挿入していった。
◆◆◆◆◆
ほんと、お前ら盛ってんなあ~。
会長はニヤニヤしながら動画を見ている。
壁に手をついて後ろから突かれている東雲が時より顔を上げて喘ぐ姿がなんともそそって、帰ったらソッコーで照哉を犯して、その後に東雲をじっくり食おうと考えたる。
薬を使って食うのもいいけど、飲ませずにいたぶるように快楽を身体に刻み込むのもいいかも知れない。
「最高だな」
会長はそう呟くと灯を後ろから激しくついた。
「あん、薫ちゃん、はげしいよお……」
身体を揺さぶられながら灯は声をあげる。
「うるせえ、よがってねーでケツ振れ」
会長は灯の尻を数回叩く。
「もう、無理、薫ちゃん早くイッて」
「はあ?照哉はもっと頑張るぞ?」
「……だって、無理だもん」
灯は何回目かの射精をするとグッタリと力が抜ける。
「くそが!!」
会長は灯の身体を持ち上げると身体を反転させ仰向けにした。
「ほんと、お前って直ぐいくのな?」
「薫ちゃんがいかないだけでしょ?照哉くんかわいそう、こんな鬼畜に好かれて」
「喜んでるよ照哉の身体は……アイツはガキの頃、俺を好きだったんだよ」
「えっ?」
驚くように会長をみる灯。
「だから無理矢理抱いてやった」
「鬼畜……」
ニヤリと笑う会長にそう捨て台詞。
「褒め言葉だな。東雲もな……ジワジワと快楽教えこむ……まだ、薬使って抱いてるけどな」
「………ほんと、鬼畜。照哉くんの恋人でしょ?東雲くんは」
「違うな、2人とも俺のだ!」
会長は灯に覆いかぶさるとまた、激しく彼の身体を揺さぶった。
部屋中に灯の声が響く。
画面の中では照哉が激しく東雲を突いている。
子供が調子に乗りやがって………。
会長は画面をみながら、やがて灯の中でイッた。
◆◆◆◆
「…大丈夫か東雲?」
ベッドに横になっている東雲の頭を撫でる照哉。
「はい。なんか、こっちこそ、ごめんなさい。身体洗って貰ったうえにここまで運んでくれて」
「ばか、俺が無理させたんだ。当たり前だろ?」
風呂でヤッた後、東雲はグッタリと疲れてしまい、照哉に色々とやってもらったのだ。
「………気持ち良かったです」
照れたようにそう言う東雲。
「ほんと、お前って煽り上手だな」
頬をつつく照哉。
その照哉のスマホがバイブする。
表示をみると会長からの着信。
けっ、誰が出るかよバーカ!!
照哉はスマホを放置しようとするがメールにも気付いた。
どうせ、アイツだろ?
消そうかと思ったが件名が気になった。
東雲の画像。
そう書かれたメールを開いた。
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