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大胆不敵な狼氏 17話
◆◆◆◆
「薫ちゃん、悪趣味!!可哀想だよ」
灯は会長の股間で処理中。東雲に命令するのを見ていた。
「うるせえよ、お前はコッチに集中しろ」
会長は灯の頭をグッ!と押さえつける。
東雲を見ながら灯に舐めて貰う。最高のシチュエーション。
「それに、東雲……気持ち良くなってるみてえだぞ、腰振ってやがる……そろそろ、いきそうだ」
ふふ、と満足そうに微笑む。
画面の中の東雲は頬を赤らめ、何度も荒い息を吐いている。嫌がっていた彼は襲ってくる快楽の虜になってしまっており、会長を楽しませた。
………んっ、ここ、気持ちいい。
奥を刺激する度に身体がビクビクと反応して、息が荒くなる。
照哉さん……
東雲は何度も声に出さすに名前を呼ぶ。
気付けばイヤイヤ振っていた腰をベッドがきしむくらいに振っていた。
「ん、あっ……」
声が我慢出来なくなった頃に股間が熱くなっていて、摩っても勃起しなかった自分の陰茎が大きくそそり立っている。
自然にそれを掴み、上下に動かす。
後ろと前で同時に快楽が押し寄せてきて、東雲の脳裏は真っ白になった。
ドクンっ!!!と身体と股間が大きく脈打つような感覚。
白濁とした液体が外へドロりと溢れてきた。
イッてしまったんだと、東雲はそのままベッドに倒れ込む。
セックスした時よりも、体力が消耗しているのが不思議だ。
肩で息をし、呼吸を整える。
出てしまった精液を拭かなきゃ気持ち悪い……
東雲はベッドの側にあるティシュに手を伸ばす。
ベタベタしたモノを拭き取っても気持ちが悪い……お湯で洗いながした方がいいかも……とフラフラと立ち上がり、風呂場へ。
東雲が画面から消えた。
「ほんと、お前可愛いよな」
ニヤニヤせずにはいられない。
「もう、薫ちゃん、さっさといってよ!口が疲れた!」
灯は顔を上げて会長を見る。
「勝手に止めてんじゃねーぞ、灯。だったら、上に乗れよ」
「えっ?」
「口が疲れたんなら下の口でご奉仕したらいい」
「薫ちゃんの鬼畜!!」
「鬼畜だよ、鬼畜だと知ってる奴に鬼畜と言っても悪口にはなんねーよ!名前呼ばれてるのと一緒だ!ほら、上に乗れ!」
腕を引っ張り上げられた。
灯は抵抗しても無駄だと知っているので、渋々、上に乗る。
◆◆◆◆
「んん……」
ベッドに拘束されて、下半身裸でお尻にバイブをモモに突っ込まれたシンジは気持ち良さに喘いでいた。
奥まで当てられ、気持ち良い箇所を刺激され、これで喘がないのがおかしい。
「シンジどう?お尻って気持ちいいでしょ?ここに来るお客もね、お尻にバイブ入れてあげると、今のシンジみたいにウットリとした顔してるよ」
ニコニコしてシンジを見下ろすモモ。
「き、気持ちいいです」
「そっか、素直でいいね」
「あ、あの、俺いきそう」
シンジは腰をモゾモゾ動かしている。
「我慢セズニイゲバイイ」
ユナが冷静な声で言う。
「い、いや、だって、恥ずかしい」
「何ヲイマサラ恥ズカシガル?チンコ丸見エダゾ?」
首を傾げるユナ。
「そ、それは仕方ないでしょ!!無理やりされたんだから!!」
怒るシンジ。
「手伝エバイイノカ?」
綺麗なユナに迫られシンジは頬を赤らめ頷く。
「じゃあ、健太!」
モモは健太を見る。
「え?俺すか?」
「男同士の話なんだから!男がやるのが当たり前でしょ?漫画の構図の為よ!!」
「え~」
「は?ユナさんがするんじゃ?」
怯えるシンジ。
「男に開発された話書いてるの!童貞な男の子が男に開発されてゆくの」
モモはウットリとしている。
「ほら、健太!」
モモに命令され、健太はシンジのチンコを掴んだ。
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