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「…………っふ…」  いつの間にか泣き疲れて眠っていたようだ。  少しずつ意識が戻る感じがする。  薄ぼんやりとした意識の中、インターホンが鳴ってるのに気が付いた。  頬を濡らす涙をゴシゴシと乱暴に拭い、釦を押す。 「………はい」 『瑠維? 僕だけど、開けてくれる?』 「………へ…?」  小さな画面に映っていたのは、フルフェイスのヘルメットを被った、細身の青年だった。

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