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「それにしても、アンタもあの二人も馬鹿なんじゃないかって思ったワよ」  少し苦笑いしながら猫が言った。 「みあ、仕方ないよ。  禁断症状の時は冷静な判断が出来なくなるんだから。  瑠維は情に関する領域が深くて広いんだ。  僕なんか、足元にも及ばないくらい、ね…」  かつて、龍嗣に操立てする為に自らを殺そうとした璃音が苦笑いする。 「理性や理屈なんかじゃないんだよ。  特に各務の人間はね…」  完全に寝入ってしまった琥珀を抱き直し、ゆっくり瑠維へ視線を向ける。 「だけどね、みあ。  こんなふうに心が壊れるくらいに人を好きになれる瑠維を、僕は羨ましいと思うんだ。  お互いに深く深く愛して愛されるなら、生まれてきたことの意味も分かるだろうからね」 「璃音…」  深く想うことと伴侶に囚われることは、水上の…殊に各務の子供達にとって至上の幸せなのだから。

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