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「そういえば瑠維に聞きそびれてたんだけど、青海とマテリアルからの顧問料、受けとってくれたよね?」 「…………………はい……?」  鳩が豆鉄砲を喰らったような顔の瑠維。 「…………瑠維、二人から聞いてないの?  青海の病人食の献立とか、マテリアルの社食の献立とか頼まれたでしょ?  あれ、凄く評判で………って、それも全然知らないとか言わないよね!?」 「………………?  何だよそれ。  いや、その………献立とか作ったけど、その後の事なんか知らないぞ、俺」  キョトンとした瑠維に璃音が唖然とし、みあは瑠維の膝に飛び乗った。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ瑠維っ!!  某計量機メーカーの社員食堂よりもヘルシーで美味しいって、マテリアルの社食と青海の食事が評判になったのよ?  それも、アンタのレシピでっ!!  来年には、マテリアルと青海が合同でレストラン展開するかもって話が出てんのに、何でアンタが聞いてないのよ~っ!!」  猫に胸倉を掴まれて、頭が前後に揺さぶられる。 「自分が勤めてるレストランだけじゃなくて、あちこちで役に立ってたのよ?  瑠維、ホントに知らなかったの?!」 「今、初めて聞いた…」  猫と璃音は、ただただ唖然とするばかりだ。

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