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「やだ…、熱い…あつい…っ」  いやいやをするように頭を左右に振る瑠維は、壮絶な色香に染まりはじめている。  少し大きめのパジャマの隙間から甘い肌の香りが立ち上り、二人のケモノをとらえた。  甘い…。  ………甘い。  脳髄が蕩けてしまいそうな香り。 「もぅ…、や……っ、やだ…、おかしくなる…変になる…っ。  消して、あかり…消して…っ、変になる…前に…。  お願いだから、明かり消して…」 「駄目だ。  こんなに綺麗なのに、明かりを消したら見えなくなるじゃないか…」 「そうだぞ、瑠維。  いつもよりずっと綺麗なお前を見るななんて、酷いじゃねえか」 「き、綺麗なんかじゃ…。  変な事言うな………、ばかぁ………っ」  更に紅く染まる瑠維に目を細め、玲と忍はフワリと微笑んだ。

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