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「………ん………っ、…あっ、あふ………っ」  甘く。  胸の蕾を啄んで欲しい。  口に含んで吸って。  歯を当ててキュッと潰して。  舌で転がして。  早く。 「はや………く……ぅ……」  熱い息がこぼれ、涙が止まらない。  焦らされて疼く体がうねる。 「なに…?  どうしてほしいんだ、瑠維」  耳に息を吹き掛けながら玲が囁けば。 「なにを早くしてほしい?  言ってみろ、瑠維」  忍は首筋に唇を当てて愛しげに吸い上げる。  瑠維がどうして欲しいか分かっていて、敢えて聞いているのだ。 「んあ………、………っふ。  や……………、早く………早くぅ………………っ。  ………す………て、………すって…、噛んで…………、ジクジクして…おかしくなる…っ、お願い…、吸って……早く……、ここ………、早く……っ」  懇願する様の壮絶な色香。  服地の上からはっきりと分かる程に、胸の蕾はプックリと腫れている。 「ここか、瑠維?」 「………………うん………っ」 「苦しそうだもんな、早く吸ってやろうな…」 「ん………っ、早く…して…っ」  二人が釦を外していくのすらもどかしくて、甘い声と吐息を漏らす瑠維。

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