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蜜が花芯の根元でせき止められたまま何度も達した体を、玲は体勢を変えて後ろから覆いかぶさった。
貫く向きが少し変わり、電流が背筋を駆け上がる。
はくはくと喘ぎながらもベッドに腰掛けた忍の傍へ手をつき、詰まりながらも息を吐く。
誘われるようにジッパーを下げ、寛げたフロントへ唇を寄せた瑠維。
「……………うそ……」
今まで見た事がない位に忍の雄刀は硬く反り、切っ先は腹に付きそうな程だ。
「お前があんまりエロいから、忍も興奮したみたいだ。
ほら、咥えてやれよ」
「う…」
顔を真っ赤にしながらも右手で雄刀に触れると、恭しく鈴口へ唇を寄せる。
クチュ…。
括れまでを唇で包み、恐る恐る舌を這わせた。
「………う………くっ」
「え………っ!?
ゴメン、痛かった!?」
慌てて見上げると、目元を淡く染めた忍の顔があった。
いつもは綺麗に撫で付けている髪がほつれ、額にかかっている。
「……………っ」
眉根を寄せて目を細めた表情。
後ろから責め立てる玲も、見上げた忍も、こんなに綺麗な男だったろうか…。
「いや、痛くない。
瑠維が咥えてる顔が健気で…綺麗に見えたから、腰に来ただけだ。
続きをしてくれるか…?」
「……………ん」
ほぅと息をつき、ぷっくりとした唇を開く。
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