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「「……………………………」」  急に静かになった食卓。  何となく居心地が悪くて二人を見る瑠維。  妙にモジモジする忍と玲。 『なっ、何なんだよっ。  旨いっつったり、口や頬っぺたにご飯つけてるし、取ったら取ったで固まってるし…』  内心ブツブツ言いつつ、スープをもう一口…。 『うん。  今日の飯もうまく出来て良かった…。  俺、もっとうまいの作りたいんだよなぁ…。  そしたら、玲も忍も喜んでくれるかなぁ。  また、さっきみたいに無心で食ってくれるように、もっともっと料理を研究しなきゃな。  ふふ…っ。  いや、そんな大型犬みたいな顔は反則だって…』  ちょっと機嫌が直りかけ、脳内の瑠維は膝にのの字を書いている。 「瑠維、なんかエロくねえ…?」  ぶふうッ!!  玲の一言に、瑠維はスープを噴いたのだった…。

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