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「ん…、んん………ぅ…」  鼻に抜ける声が甘さを増す。  切なげに眉を寄せ、唇と舌で忍を悦ばせようと舌を絡ませていく。  歯の裏を瑠維がなぞれば、舌の裏を忍がなぞる。  上あごを愛しげになぞれば、舌の根を忍が突く。  吐息も解け合うように夢中で唇を重ねる瑠維の背中を、忍の手が優しく滑り、後ろから回された玲の指は胸の飾りや脇腹を這う。  体内を駆け巡るアルコールも瑠維を狂わせ、敏感になった肌を更に敏感にしていく。  忍と重ねた唇が立てるリップ音と、首筋や背中に玲が触れるリップ音が耳を打つ。 「ん……、……ん…っ、好きぃ…」  夢中で唇を重ねて、襲い掛かる甘い疼きに体を震わす瑠維。  そうっと触れた玲の手が快楽に粟立つ白磁の肌を滑り、瑠維を蕩けさせた。

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