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 玲はしなる瑠維の背中のラインに口づけを落としていく。  チリリという痛みを感じる度、背中に紅い花びらが散らされる。 「は………、ん………っ」  反応を始めた花芯が恥ずかしくて、瑠維は忍に体を寄せた。 「どうした?  隠さなくてもいいだろ?」 「や………、おれの…あんたらに…比べたら…」 「恥ずかしくなんかない。  瑠維は瑠維だ」 「ん………、やああっ」  しなやかな指に捕われ、フルフルと体が揺れる。  忍がパジャマの上から半勃ちの花芯を片手で捕らえて意識を逸らし、玲がベルベットのケースの中身を指で摘む。  深い口づけに酔う瑠維。  玲はそうっと形の良い左耳に近づけた。  つつ………。 「………んぅ……っ?」  チタンの針が通っていく。  綺麗に収まると、忍がキャッチで留めた。 「あ…………………、え………っ?」  瑠維が気が付いたときには、左耳にピアスがつけられていた。

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