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 口づけに蕩けて切なげに身を捩る瑠維から、玲は下着ごとパジャマのボトムを器用に引き抜いた。 「あ………あぅ…」  全身が空気に晒されて、再びジワリと襲い掛かる熱。  唇は交互に啄まれ、花芯は忍が、後蕾は玲が愛でている。  足が力を失い、踏ん張りが利かない。  それを堪えて忍の肩に掴まりながら、二人の愛撫に身を任せる。  玲と忍の空いている手が、ソロリと瑠維の胸の飾りへと向かう。  押し潰し。  摘み取り。  指先で優しく転がす…。 「あ………っ、あぅ………………、ん……っ、んんっ」  熱に綻び始めた後蕾に、ジェルを纏った玲の指がツプリと突き立てられた。  決して乱暴にではなく、ゆるりと快楽を引き出し、固く閉じた蕾を優しく開いてゆく。  瑠維を愛する度に、二人は抱き方が優しくなった。  だから、瑠維にとってダメージになるような事を決してしない。  むしろ、濃密過ぎて腰が抜けたようになることがあるほどで…。  急ぐことなく馴らされていく後蕾は、甘く蕩けて解れていき。  やすやすと指を三本受け入れるまでに綻んだ。 「さあ…。  もっと深く愛してやろうな…」  濃密な愛撫の予告のように、額とこめかみに唇が触れて。  ゆっくりとベッドに横たえられながら、瑠維はこれから注がれる愛の予感に、甘い吐息を漏らした。

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