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 儚げな風情で横たわる瑠維の傍で、二人がパジャマを脱ぎ捨てる。  引き締まった体は、うっとりするほどに均整が取れている。  如何にも成熟した大人の男…、いや、牡のようだと瑠維は思った。  膝を合わせて立て、花芯を二人の視界から外してしまおうとすると、ひざ頭を掴まれて左右に割り開かれる。 「綺麗なんだから、隠すんじゃねえよ」  窘める玲に、必死で抗う瑠維。 「やだ…。  だって、俺…、あんたらのに比べたら……色が薄いしっ…」 「淡く色づいて、花の蕾みたいだ。  恥ずかしくなんかない。  綺麗だよ、瑠維」 「ん………、やああっ」  しなやかな指が根元から先へと滑り、フルフルと体が揺れる。  恥ずかしさに堪えかねているのに、忍は瑠維の体の向きを変える。 「………俺、あんたらのに比べたら、色も薄いし、子供っぽいし…。  いつも途中でワケ分からなくなって、全然なんだ…っ。  もっと我慢しなきゃって思うんだけど、どうしても…っ」  両手で目元を隠し、自分が早々に果ててしまう事を恥じる。

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