125 / 181
・
優しく腿を指が伝い、導かれるように膝をついて腰を高くする。
「行くよ、瑠維」
「ん……」
ツプリと、忍の切っ先を蕾が含んだ。
「んうう…っ」
それだけで、中の襞がざわめく。
含まされた切っ先が、時間をかけてゆるりと頑なな部分を通る。
ジェルをたっぷり使って充分に解されたのが解っていても、二人は決して無理にこじ開けたりしない。
繋がる過程であっても、瑠維に辛い思いをさせないように気遣ってくれるのだ。
括れまで入った所で一旦止まり、瑠維が苦しく無くなるのを待つ。
「い…、いい…よ、来て…。
待たなくて…いいから…。
そんなとこで止まられる方が、お預けされてるみたいで……辛い…っ」
熱い吐息を零し、焦れて濡れた瞳で懇願すると、気遣いながら忍が侵入してくる。
表面に浮いた血管が後蕾や襞を擦り、中を満たされる歓喜に背中がしなる。
「あ……………っ、ん……ッ」
無意識にシーツをきつく握り、頬をベッドへ押し付けた。
「綺麗だ、瑠維。
何処もかしこも綺麗で愛おしい」
「あ………っ、ああ……………っ」
根元まで忍と繋がり、花筒が歓喜にざわめいた。
ともだちにシェアしよう!