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総ての準備が整い、漸く計画が動き出した。
予め用意していた招待状は瑠維と猫が駄目出しをし…。
瑠維がデザインした招待状が発送されたのは二日後の事だった…。
「嫁の意向は、全て叶えるもの」
結婚式のルールとはかくも恐ろしいものだと、忍と玲が痛感したのは言うまでもない。
そして、月日は怒涛の如く過ぎて。
ホワリと梅が香るころになった。
瑠維は今日、忍と玲の花嫁となる…。
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