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ちゅ…。
「あ…、んあ………っ」
サワリ…。
「………ひぁ……んっ」
首筋を二人に甘噛みされて一気に体が熱を帯び、瑠維ははらはらと涙をこぼした。
心の領域が広くなった上に甘噛みをされ、肌が敏感になりすぎてしまっていて。
軽く指が触れるだけでも、魚がはねるようにビクビクとしてしまう。
「や……っ、やあぁ……っ。
やだ…、…………俺、変になっちゃうから……、見ない…で…。
おかしく…なってるから…、明かり消して……っ」
ふるふると震えながら訴える瑠維は、壮絶なまでの色香を纏っている。
「…ん?
消してほしいのか…?」
「んっ、んぁ…っ。
消して…っ、恥ずかしいから…ぁ、消してっ、消して…」
懇願は泣き吃逆が交じり、更に稚くなってきた。
「消してやりたいが、聞いてやれそうにないな。
今日の瑠維は、いつもより綺麗だから」
「そうだな。
俺も消したくない。
これだけ艶っぽい瑠維を見ねえなんて、もったいないしな」
苦笑いをしながら、二人は瑠維を煽りたてていった。
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