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「……………っ!!  なんで…っ、なんで聞いてくんないんだよ…っ。  ばか…っ、ばかぁ……っ!!」  体を捩って暴れたことで夜着の裾が両膝で割り開かれ、白磁の肌が露わになる。 「馬鹿って言われてもな…」 「確かに」  クスクス笑いながら二人が瑠維に口づけ、指を這わせる。  踝…ふくらはぎ…内膝…内腿………指が羽のように触れ。  唇は、はだけられた袷に落ち…胸の飾りを啄んだ。  ズクリ。 「んぁ………っ、ああ…ッ!!」  体がビクビク跳ね。  ゾワリ。 「……っ、ふぅ……っ!!」  ばたつく足が、シーツに波を刻んでいく。  意味を成さなくなった帯を引き抜き、二人が瑠維の肌に花びらを散らしていく。  チュ…。  チュ、チュ…。  かりり…。 「いや…っ、あああ……ッ!!」  チュッ。  チュク。  肌に所有印が散らされ、増やされる度に甘い声が更に甘さを増す。  体を捩って啼けば啼くほど、夜着は肌を滑っていき…、覆うのは両腕だけになった。 「綺麗だ、瑠維。 力を抜きな…」  言われるままに力を抜けば、両の袖から腕が解き放たれ…。  瑠維は、生まれたままの姿になった。

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