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「お前達は、仕事にのめり込みすぎる。
それは皆が心配している点なんだ。
なら、家の隣に職場を作れば瑠維も禁断症状に落ちにくいし、二人の健康管理も楽になる」
「だけど、俺は病院を建てるだけの蓄えまではいってないぜ。
どうすんだよ」
渋い顔の玲に、璃音が請け合う。
「それは気にしないで。
想定外の出費をさせるような事はないから」
「なんでだ?」
「だって、病院の建設費用はぼくの小遣いから出すんだもの」
「「は…………………?」」
「こいつ、特許を転がしてるだろ?
いろいろ研究に回してるが、中々目減りしなくてな。
なら、瑠維の結婚祝いをドカンとしようかって話になったんだよ。」
「そういうこと。
だから、受け取ってね」
ニッコリ笑う荊櫻と璃音に、開いた口が塞がらない。
結婚祝いと言うが、桁が違いすぎるではないか。
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