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「あ…あ……な、に、ソコ、…あ…」
つぷんと入り込んだ感触は、手足を固定して項を舐めるように撫でているソレと同じものだろう。
反射的に力を入れたはずなのに、快感のせいか触手は難なく入り込んでしまった。
「ひぃ ん 」
感じた事のない感触に悲鳴とも何ともつかない声が漏れた。
細いソレがグニグニと動いて内壁を擦り上げ、あの先端から常に溢れさせている粘液を擦り込んでいるのが嫌でもわかる。
「きも、きもち わる…」
「こことか、イイだろ」
「ひゃぁっ」
コリコリと頼りない感触でモノの後ろ側を擦られ、急に高められた射精感にビクビクと情けなく体が暴れる。
「ぅ ふ んっやぁ」
「気持ちいい?」
繰り返し尋ねられる言葉は、オレをどこかに突き落とす罠のように感じて…
与えられる狂いそうな快感に必死に抗いながら「いやだいやだ」と譫言のように呟いた。
「………ふぅん?」
相加の手がオレのズボンを下ろす。
ぬちゃりと糸を引いて下着が下ろされ、校内の、しかも廊下でイってしまった恥ずかしさを思い出して顔が赤らんだ。
「あ、締りが良くなった。何?恥ずかしいのが感じるの?」
「え…」
「思ったよりも変態なんだな」
かぁっと血が逆流した瞬間を狙うかのように、下半身にず…と重い衝撃が入った。
「 は―――…」
開いた口から言葉が漏れたのは一音だけで、その後は突き上げられる圧迫感に押し出された空気だけが飛び出す。
ぐちゅんっと湿った音が、オレの下半身から聞こえる。
目の前には驚くほど綺麗な相加の、微かに高揚したような微笑。
細い触手が動き回っていたとは言え、オレのソコはそんなモノ受け入れた事なんかなくて…
目一杯広がって相加を受け入れているソコが熱さに近い痛みを訴えた。
「やっ やぁ!やだ!いやだ!」
相加が無遠慮に体を動かすたびに引き攣れる。
痛みと熱と、感じてはいけないはずの快感でおかしくなりながら、首を振って相加を突っぱねる。
「ゃらぁ ぃや あぁ…っやらよぉ…」
涙なのか鼻水なのか分からないものでどろどろになりながら首を振るうが、その拒否が受け入れられることはない。
「―――出すよ」
「え…」
腹の奥底から骨を伝ってごぼりと体内に注ぎ込まれた水音が脳みそに響く。
こいつ、ナニを出した…?
射精の振動で震える腹部にそろりと視線を落として、それから一仕事終えたとばかりに勝ち誇ったように笑っている相加の顔を見た。
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