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「…っ」
嗚咽が漏れそうになって、両手でぎゅっと口を押さえる。
孔の具合を確かめていた男が、もどかしそうにズボンを下ろし、猛る牡芯を秘部へとあてがう。
乱暴な腰使いに、みしみしとアイツの体が裂ける音が聞こえてきそうだった。
「おい、こっち向けろ」
「っ…―――!」
もがく手を紐で縛られ、微かな悲鳴も、口に押し込まれた逸物に遮られて聞こえる事はなかった
ぐじゅ…ぬち……ぬち…
「…―、―…―!!――っ―っ」
どんなに塞いでも音を拾ってしまう耳を両手で押さえ込む
何度も男のモノが出入りする音や、身体中を舐め回す湿った音がそれでも鼓膜を震わせる
「具合は?」
「っ…ん…良い具合…だ」
グリグリと大きく腰を回す様に動かしてから、一気にピストンのスピードを上げる
「…ぅっ――!!――ぁ―――」
乱暴に揺さぶられているアイツの綺麗だった目が、男の逸物が与えてくる快感に濁り始めたのが見てとれた
口の端からタラタラと唾液と精液の混じったモノを垂らしながら、愉悦に歪んだ顔はもうこちらを見てはいない
「…っ」
彼がどこか遠くに行ってしまったようで、頭を抱え込んで踞る
恐怖に尻尾の毛が逆立った
「ぁぁ――!――」
軟体動物の様にくねりながら腰を動かし、男達の愛撫に応えるように大きく足を開く
「―ぅ…――!!―ぅ…」
立ち上がった彼自身の牡からも、先走りの液が流れて付け根の淡い茂みを濡らす
「…へ……こいつも気持ちイイみたいだな…」
「―ひ――っ…―――ぃ―」
赤く立ち上がった小さな果実の様なそれを、口に含んで転がされただけで達した
びゅる…と飛んだ液体が、月明かりを含みながらアイツの顔に飛び散る
「ひ…―――――!!」
一際甲高いアイツの哭き声が耳に突き刺さった
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