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「花見、しないんですか?」
ご機嫌なまま目を閉じて鼻歌を歌う師匠に言うけど、オレの言葉が届いてるんだか届いてないんだか。
「まだ酒が残っとる」
「や、だって……」
並々と股間に注がれた酒は大分飲み干されている。
これ以上飲まれるとちょっとドキドキなんだけど……
「俺に舐められたくないんか?」
「え!?」
猫のように細められた目は意地悪そうな色を浮かべてて、舐めるって……酒じゃなくて酒に浸ってるコレのことを言ってるんだと一瞬で分かった。
「え!?え、え、あ、あのっ」
いつも無理やりさせられることはあってもしてもらったことなんかないぞ?
ナニコレ!?なんかのドッキリか何か!?
「 ひっ」
ぞくっと走った感触に思わず声が出た。
「や、や、や し、しょ、ナニし……んっ」
言葉じゃない声が出そうになって、シャツを抑えていた手でとっさに口を押えたけれど、そのせいでオレの股間で師匠がナニを始めたか見えなくなってしまった。
「んっ、ん んん」
でも十分過ぎるほどナニをされているかわかる。
アルコールに浸って敏感になったソコに、熱の筋が残っていく。
「ゃあっやっ、や! ここっ外ですっ」
なけなしの理性で言うも、師匠には「その外で下すっぽんぽんなんは誰や」とあっさりと返り討ちにあった。
ピチャ……と音を立てるのは酒のはず。
でも痛いくらいに立ち上がったオレの先走りもそこに零れ落ちてるだろうから……
ただ舐められているだけなのに五感がすべてソコに向かう。
いつも扱きあげてくる手の感触とは全く違う動きと感触に、初めてされたオレが抵抗できるはずもなく……
腰の奥にグルグルと巡る熱をこらえるなんて術なんて知らないオレは、深く咥え込まれたその衝撃だけでイってしまった。
「っ!」
師匠の喉がぐっと鳴ったのが震えで分かった。
イった開放感でふぅっと意識が飛びそうだったのに、一瞬で体中の血の気が下がる。
「そそそそ、そそそ、 」
粗相!
寄りにもよって口の中に粗相しちゃった!
「ああああああああああのっ」
師匠の許可なくイっただけでナニをされるかわかんないのに!!
むくりと体を起こした師匠は無表情のまま、小さく喉を鳴らして口の中のモノを……
「飲っ はははは吐き出してくださいよっ!」
「あ?なんでや」
形のいい唇に残った白いモノもぺろりと舐めとってしまった。
しかも、機嫌よく
「ぇー………………」
顔にセーキ飛ばしただけでお仕置きだったのに、今日のコレは何!?
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