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 ちゅくん。 「………っふ…」  手を重ねて指を絡め合い、深く唇を重ねて瑠維の理性を剥ぎ取っていく。  互いに唇で甘く噛み合い、吐息を混ぜ合わせる。 「「………っふ、……んっ」」  熱い。  甘い。  ……蕩ける…。  触れた粘膜は口だけなのに、体を繋げているかのような淫らな感覚が、体内で鎌首を擡(もた)げてくる。 『欲しい…。  忍に満たされたい…、今すぐ…』 『欲しい…。  瑠維に押し入って包まれたい…、今すぐ…』  唇だけじゃ足りない。  深く交わり、蜜を注ぎ込みたい。  深く貫かれて、蜜をたっぷり注がれたい。  愛おしさと欲望が二人をつき動かす。  もう、止まれはしない。 「瑠維。  シートベルトを外して、しがみつけ」  耳元で囁くと、震える手で瑠維がバックルを外した。 「来い」 「ん………」  キュウッとしがみつく瑠維から、甘い香りが立ち上る。  チュッ。  再び唇を契り、膝裏に右手を差し込んでゆっくり抱き上げる。  心得たように瑠維がギュッと抱きついたところで、左手でドアを閉めた。

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