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引き攣れるような呼吸をし、のけ反る華奢な躯。
震える指が忍の髪を掴もうとするが、力が入らないまま掻き乱すしかできない。
過ぎる快楽にばたつく足の動きに合わせ、忍はジーンズと下着を引き抜いた。
「綺麗だ、瑠維」
左膝を肩の方へ押してやり、内腿をきつく吸う。
張り詰めた花芯は空いた手がやわやわと包み、過ぎた快楽を灼熱へと変えていく。
「う…、……っふ……うぅ……う…。
ひぁ………………ッ!!」
薄くなった所有印を上書きし、鮮やかな花びらへと変え…。
「ひあ………………………っ!!」
漸く、焦れ焦れしていた花芯を口に含むと、一際甘く切ない小夜啼きが寝室に響いた。
「やっ、や………っ、んあっ!!
しの…、しのぶ…ぅ、らめ………そこ…やぁ…っ」
「駄目だ。
やめてやらない」
「やっ、やぁ…っ、そこ…、や……っ。
きれいじゃ…ないとこ…なのに…っ、なめたら……だ…め…っ」
必死で押しのけようとしても、力の入らない手では忍の口を離す事も出来ない。
先だけではなく、根元まで一気に含まれて、悲痛な程の声が唇から漏れた。
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