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「瑠維、気持ちいいか?」 「………ん…っ。  忍のキスも、指も、きもちい…」  木天蓼に酔う子猫のように、瑠維は忍に甘えてしがみつく。  馴らされて二本に増やされた指が後蕾を穿つと、更に甘えて口づけた。 「はふ………ぅん…っ」  腰に添えた手で、忍が花を押し付けてはジェルを塗り付ける。  快楽に弱い足の付け根にも念入りに塗り込まれて、小夜啼きは一層切なげだ。 「あッ、あッ、あ…ッ。  んあ………………………ッ!!」  背中が反り、胸を突き出す形になった瑠維。  その胸の蕾を忍は唇で挟んで潰す。 「ひあっ、…………っあ…っ、ああ…っ」  啜り泣きにも似た声…。  瑠維の声が、抱けば抱くほどに甘く切なくなっていくのが、嬉しくて仕方ない。  かつては野良猫のように警戒心丸出しだったのに、今は全幅の信頼を織り交ぜて甘えて来る。  稚(いとけな)く、健気で可憐。  しかも、凶悪なまでに艶を増し、極上の色香を纏う。  愛されることを覚えて、千尋の深さよりも尚深い愛を忍と玲に向ける瑠維に、愛おしさは増幅するばかりだ。  たっぷりとジェルを使って解した後蕾に薬指を添え、ゆるゆると穿つ悦びに、忍は笑みを零した。

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