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全身を貫く電流に、共に痙攣を起こして呼吸を詰まらせた二人…。
注がれた蜜は、最奥まで熱く蕩かせた。
「「……………………っ…は………、………………っ」」
胴震いをして雄刀に残る蜜を花筒へ注ぎながら、忍が呼気を漏らし…。
たっぷりと蜜が注がれた悦びに、瑠維は甘い吐息を零した。
突き抜ける程の快楽の残滓が、ピリピリという痺れとなって肌を走っていく。
「ん…、んんん…」
力が入らない体が倒れ込む形になり、忍は愛おしさも篭めて抱きしめた。
「ドライで達くなんて、健気過ぎるだろう?
そんなだから、ついつい加減を忘れてしまうんだ」
「………だって……、忍が…」
「……ん?」
「忍が……虐めるから…っ」
クッタリと凭れかかりながら拗ねた顔をする瑠維に、一層の情愛が募る。
「………ばか……。
意地悪だ、忍は………」
拗ねて唇をへの字にするあたり、可愛くて仕方なくなってくる。
どれだけ虚勢を張っても、最終的には頬を擦り寄せて健気に啼くのだから、媚態にしか見えないのだ。
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