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「………ん…、……はう…っ」  鼻に抜ける声が甘さを増していき、忍の中の情愛を燃え立たせる。 「ん………っ、……っは…、…ぁ……ん…」  深い口づけを受けながら、瑠維は忍の髪を掻き乱す。  チュクチュクチュク…。  唇と舌が立てる湿った音に羞紅しながら夢中で舌を絡めると、忍は応えるように深く舌を搦め捕る。 『好き…っ、好きぃ…っ』  深く穿っても腰に負担が掛からないように、腰の下に枕を入れようとする忍に促され、瑠維は腰を浮かせた。  手早く差し込まれた枕に腰を落とし、キュッと忍に抱きつく。  肌と肌が触れて、漸くホッとしたように息をついた瑠維に、忍の心の琴線は激しく掻き鳴らされた。 「そういう稚(いとけな)い所も堪らないな…。  駄目だな…。  もう我慢が利かない」 「我慢も無理もしなくていい…っ。  来て…、早く俺の中に来て…っ。  今は、忍だけのにして…っ」  更にギュウギュウしがみつくのをあやすようにして、忍は瑠維にキスの雨を降らしながら、雄刀を少しぷっくりとしている後蕾に宛がい…。  ツプ…。 「………ぁ…、…んあ…」  切っ先を含ませた。

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