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中の襞が蕩け、忍を包む。
引き抜かれた雄刀が最奥を穿ち、瑠維は一瞬呼吸を詰まらせた。
「んっ、あっ、あっ、あ…っ」
次いで襲い掛かる快楽に、嬌声は止まらない。
大粒の涙がほろほろとこぼれて、色付いた花芯と胸の飾りがキリキリ痛む。
先走りの蜜が伝い落ち、結合部をしとどに濡らしていくのも、止まらない甘い声も、何をどうしたらいいのかわからない。
自分が感じてる快楽を、忍も感じてくれているのかどうかも…。
「や…っ、やああああっ、んあっ、あああああ………っ」
ズンズンと胎内を突かれ追い上げられて一気に達しそうで、瑠維は蜜を零す花芯の根元を手で押さえた。
「ん…?
何故抑える。
達くのを我慢なんかするな」
「や…っ、いっしょ……が、いい……っ」
「健気過ぎるじゃないか…」
チュ。
こめかみへ愛しげに落とされる口づけ。
健気な願いに、忍は瑠維の手を寄せて花芯の根元を抑える。
「これでいいか?」
「………ん………っ。
いくの………いっしょ……」
ハムハムと唇を啄みあい、互いの熱を高めていく。
二人の限界は、もうすぐそこまで来ていた。
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