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「あ、あの…お義母さん…?」
「ああもう…っ。
瑠維さんたら、可愛すぎよっ」
「え、ええっ!?」
怖ず怖ずしている瑠維に、玲の母は相好を崩して抱きついた。
二人伴侶になってしまった事や荊櫻の息子だという事で、自分達に引け目を感じている瑠維…。
そんなふうに遠慮がちな上に、玲に対してかいがいしく尽くしてもいる。
情が湧かないはずがないのだ。
「もーっ、そんなに気を遣わなくていいのよ、瑠維さんっ。
玲が素っ気ない分、瑠維さんが可愛くて仕方なくなってるんだもの!!
荊櫻の息子とは思えないくらいに奥床しいし、このかいがいしさもたまらないわぁ…っ」
「ひああああっ!!」
頬をスリスリされて、何をどうしたらいいのかわからない。
「コラ、いい歳して萌え転がってんじゃねえよ。
こいつは俺の嫁だっ!!
いい加減離せっ」
ぎゅうぎゅう抱きついている母の腕の中から引っこ抜き、玲は瑠維を肩の上に担ぎあげた。
条件反射でキュウッと瑠維が抱きついた感触に、玲が内心ガッツポーズをしていたのは言うまでもない。
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