78 / 262

 チュ。 「はふ…」  愛しげに唇を重ねていた瑠維が、少し角度を変えた。 「ん?」 「………あいしてゆ…」  はくん。 「な………っ」  甘い吐息とともに、玲の首筋を噛んだ。 「…しゅき……、れい……、しゅきれあまらない…(好き…、玲が好きで堪らない)」  カプカプと首筋を甘噛みし、チロリと舌を這わせる。 「…んは……………あ…っ!!」  ゾクゾクッと背筋に走る電流は、いつもより強烈だ。 「ふふ…っ」  玲の反応が嬉しくて、耳たぶや首筋をやわやわと噛む。  かりり…。 「ん………ッ!!」  はくん。 「うあ…………ッ!!」  背中が反ったのを見て、瑠維はそうっと手に力を篭めた。  ぽすん…。  ベッドの上に玲を押し倒し、目を細めながら唇をチロリと舐める。 「んふ………」  潤んだ瞳に淫らさを滲ませ、瑠維はゆっくりシーツに手を付いた。  そして、四つん這いになり、優美な猫のように玲の顎のラインに口づける。  チュ。  チュ。 「れい…、…しゅき……」  チュ…ッ。  玲の肌に、瑠維は幾つも口づけを落として行った。

ともだちにシェアしよう!