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「んん…っ、んぅ………っ」 「…く…………………ッ」  互いの熱が渦巻いていく。  咽の奥まで迎え入れ、蜜嚢を指で包んで煽り立てる。  ジュッ、ジュ…ッ。 「んんん…っ、んふ…………ぅ」  甘く、きつく吸い上げ、瑠維を追い上げる。  チュクチュクチュク…。 「…ふ…………っ、……く…っ」  健気に奉仕し、玲を甘やかに高みへ追いやる。  胸の中に、愛おしさが募る。  沸き上がり、降り積もる。  ほんの少しのアルコールが、纏っていた心の鎧を剥ぎ取り、愛を増幅させて情欲を炸裂させ。  舌を絡め、這わせ、先走りの蜜を掬いとる。  舌先を尖らせ、鈴口に捩込む。  指を滑らせ、血脈をなぞり。  蜜嚢を手で包み、一つ一つの果実を摘み取るように優しくより分ける。 「ん……ん…………っ」 「…っふ、………う…っ」  無心に吸い上げる音と、鼻に抜ける声。  不規則な呼吸と水音…、そしてきぬ擦れの音。  総てが二人を煽る。 「あっ、あっ、あ…っ、んん…っ」  ホロホロと涙を零して瑠維が痙攣を起こし、背中をしならせて玲が引き攣れた。  ドク……………ッ!!  瑠維の花芯を駆け上がった蜜は玲の口へ。  玲の雄刀を駆け上がった蜜は、瑠維の口の中へと迸った。

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