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コクリ…。
「はぅ…………う…ん…っ」
花芯を含んだままで蜜を飲み下すと、瑠維がフルフルと震えて出しきれていなかった蜜をトロリと零した。
「………っふ……、う……」
上体を起こしてみると、体を震わせて根元まで雄刀を含んだまま、瑠維がコクン…コクンと蜜を飲み込んだ。
その様が妙に健気で、しかも色香を纏う。
汗でしっとりとしたシャツの下では、玲と忍に愛された証…薄紅の花びら模様が、白磁の肌のあちこちで息づく。
それは、今ヒクンと跳ねた脚にも散らされている。
愛されるだけでなく、それ以上に愛して尽くそうとする瑠維。
玲は瑠維への恋慕の情が更に募っていくのを感じた。
柔らかな髪を撫でてやると、目を細めて微笑みを返してくる。
「………健気過ぎるだろ…? なぁ…?」
「そんな…こと…ない…」
「健気だよ、お前は。」
指で何度も髪を梳いているうちに、瑠維はトロトロと眠りの淵に落ちていく。
包み込む睡魔に抗いきれず、むずがる表情も堪らない。
「愛してるぜ、瑠維」
一瞬見開いた後、心底安心したように瑠維は寝入っていく。
「元々酒に弱いもんなぁ…、お前…」
すよすよと眠る瑠維を抱き上げ、そっとベッドに横たえ、玲も隣に横たわる。
「お預けされたのも、健気っぷりに免じて許しておくぜ、瑠維…」
肉付きの薄い背中を撫で、甘い肌の香りに包まれながら、玲も眠りに落ちていった…。
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