強烈な快感に、慎ましやかな蜜嚢がキュッと引き攣れる。 　それを指で包み込んでやわやわと扱いたり、一旦口を花芯から外し、幹を唇で挟んでハムハムと甘噛みする。 「んっ、やぁ…あっ、あぅ……………ん……っ」 　腰を捩り瑠維が切なげに啼くのを煽りたて、鈴口から滲む先走りの蜜を空いた方の手で絡め取っていく。 　クチクチという音が、少しずつ水気を増していくようで、恥ずかしさに逃げたくても逃げられない。 　両手を口に当てて声を噛もうとしても、唇から漏れる嬌声は甘さが乗るだけだ。 　チュクチュクチュク 　クチクチ…。 　普段は衣服に隠れている場所で立つ淫らな水音が、二人をケモノへと仕立てていく。 「いあ……………ッ、あ…………………ん……ッ」 　快楽の深さを物語るように、瑠維の両足がシーツにシワを刻み、蜜を纏った長い指が後蕾を解し始めると、ビクビクと跳ねた。 「やああ…ッ、イく……、イっちゃ……っ」 　全身を引き攣らせる瑠維を更に追い込む為に、玲は色づく鈴口に指先を捩込み、弱い箇所を吸い上げる。 「あっ、……………あ…………………ッ」 　中心で渦巻いていた熱が、螺旋を描いて駆け上がっていく。 　意識が高みへと飛翔し、白く塗り潰され…。 　びゅくん…っ。 　白い蜜が迸った。