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 ズチュ…ッ。 「はあ……………っ、…ん……っ!!」  上体をしならせ、甘い声を零す。  中を傷つけないように、だが的確に弱い場所を責め立てる指が、熱くて仕方ない。 「ふあ………、あぅ…あああっ!!  玲…、玲ぃ……………っ」  誰よりも可憐だと言われた弟も足元に及ばないほど、恥じらいと可憐さを織り交ぜた妖艶な姿。  ほろほろと涙を零して許しを乞う様が、壮絶な色香を纏っているのだと、瑠維は気づいているだろうか…。 「可愛すぎんだよ、お前は」  グチュ…。 「あああああ…ッ!!」  中を解しながら花芯を口に含まれ、胸の飾りがキリキリと痛む。 「いや…っ、……やぁ……うっ!!」  跳ねる腰を押さえ込み、花芯も花筒も責め立てる玲に、華奢な体は太刀打ちできる筈もなく…。  もう一本増やされた指もやすやすと受け入れるまでに綻んだ体は、快楽の渦に翻弄されるばかりだ。  煽り立てられて啼く瑠維を更に追い込み、玲はうっそりと笑う。  中を突き、やわやわと揺らし、甘い喘ぎを引き出した。

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