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「ん……………、ふう……………っ」
ピクンと震えながら、玲が雄刀に残る蜜を瑠維の中に注ぎ込む。
熱くてトロリとした感触を覚えて、瑠維は華奢な体をフルリと震わせた。
息を詰まらせたまま、ビリビリと肌を痺れさせる快楽に酔いしれる幸福…。
噛まれて血が滲んだ首筋を玲がチロと舐めて、再び極めてしまった。
「んぅ…………。
…………………………………っはう……ん…」
漸く詰まっていた呼吸が戻ってきた。
震える手を下腹に当てて、たっぷりと注がれた熱い蜜を感じる。
襞の一つ一つが搦め捕り、伴侶の命のカケラを愛しげに包み込んでいるような気がして、嬉しさと気恥ずかしさに体が震えてしまう。
「達きっぱなしのお前、エロくて堪んねえ…」
チュク。
「ん………っ」
噛まれて血が滲んだ首筋を唇でハミハミされて、咥えたままの花筒が雄刀を食いしめ…。
蜜を放った直後の筈の雄刀が、勢いを取り戻していく。
ゴリ…ッ。
「あ…………っ、ぁあ……………っ」
硬く反り、中を圧迫する楔に擦られ、華奢な体が悦びに疼いた。
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