102 / 262

「ん……………、ふう……………っ」  ピクンと震えながら、玲が雄刀に残る蜜を瑠維の中に注ぎ込む。  熱くてトロリとした感触を覚えて、瑠維は華奢な体をフルリと震わせた。  息を詰まらせたまま、ビリビリと肌を痺れさせる快楽に酔いしれる幸福…。  噛まれて血が滲んだ首筋を玲がチロと舐めて、再び極めてしまった。 「んぅ…………。  …………………………………っはう……ん…」  漸く詰まっていた呼吸が戻ってきた。  震える手を下腹に当てて、たっぷりと注がれた熱い蜜を感じる。  襞の一つ一つが搦め捕り、伴侶の命のカケラを愛しげに包み込んでいるような気がして、嬉しさと気恥ずかしさに体が震えてしまう。 「達きっぱなしのお前、エロくて堪んねえ…」  チュク。 「ん………っ」  噛まれて血が滲んだ首筋を唇でハミハミされて、咥えたままの花筒が雄刀を食いしめ…。  蜜を放った直後の筈の雄刀が、勢いを取り戻していく。  ゴリ…ッ。 「あ…………っ、ぁあ……………っ」  硬く反り、中を圧迫する楔に擦られ、華奢な体が悦びに疼いた。

ともだちにシェアしよう!