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 抱え上げられた両足が、中を擦られる度にユラユラと揺れる。  独占欲を表すように首筋を噛んだままの玲を、熱く蕩ける花筒で包み込む幸せ。 「…れい……、気持ちよくなって……、……もっと…、もっと打ち込んで…」  ハグハグと喘ぐ瑠維の、仄かに染まった肌。  耳から鎖骨へのラインが、なんとも艶めいて色香を纏う。 「馬鹿だな…、これ以上キツくしたら、明日は足が立たねえだろ?」 「いい…、いいよ………。  足が立たなくていい…。  来て…、来て…っ」  玲の腰に両足を絡め、強弱をつけて締め付ける。  ズクリ。 「……………あッ!!」  最奥へ楔を引き込むように蠢く粘膜に、抗える筈がない。  楔の中の芯が疼き、硬さを増して柔壁をゴリゴリと圧迫していく。 「あぅ………っ、……ああ……………っ」  過ぎる快感は華奢な体を翻弄し、小夜啼きを引きずり出す。  そして、追い上げられた体は、極上の花となって伴侶を高みへといざなった。

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