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「こないだもね、何日も研究室にハウスされちゃって…。  龍嗣に張り付きたいのを我慢してたら、全然インスピレーションも湧かないし、設計も全然進まなくて…。  もうダメ、頭おかしくなるってとこまでいったかな…」 「だからって、いきなり研究室から飛び出して行って、社長室に鍵をかけてヤリますか?  会議の予定は飛ぶし、あのフロアから人払いをする羽目にはなるしで…っ」  伴侶と引きはがされてどうにもならなかったと璃音は言い、その時の対処の大変さを忍は訴える。 「引っぺがされたら流石に嫌だろうけど、重工とマテリアルのビルって、そんなに離れてたっけ…?」 「瑠維、玲。  そこまでもしてない。  大体、璃音の研究室はエロ魔神の部屋の隣に移してあるんだから」 「「はい………?」」 「別のビルならまだしも、隣の部屋に龍嗣の気配がするのに、お預けなんだよ?  チュッチュしたかったらさっさと仕上げなさいなんて、どれだけ拷問じみてんのってなったんだもの」  伴侶至上主義で龍嗣にメロメロの璃音にとっては、とんでもない拷問だったのだろう。  頬を膨らませている。

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