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「「瑠維」」 「…………」 「俺達も同じなんだ。  二人でお前を大事にして行きたいのに、小っこいのがいたらヤキモチで絶対死にそうになる」 「今だってそうだ。  琥珀を抱っこしているのを見ていて、気持ちがどうにかなりそうなんだから」 「玲…、忍…」  潤む瞳から、尚も大粒の涙がこぼれ落ちる。 「だって…。  だってさ…、好きで好きで仕方ないんだ…。  好きになればなる程、二人の命を繋げていきたいって思うようになって…。  なのに、俺…………男だから、子供産めないし………っ、玲と忍の未来を奪ってるって………っ」  今のままでいいと何度も言ってきた事なのに、瑠維と璃音は伴侶の未来を願ってしまうのだ。 「いいんだよ、今のままで」  チュ。 「今の俺達の在り方が一番いいんだ」  チュ。 「そういう気持ちでいてくれただけで、充分嬉しいよ」  チュ。  心優しい伴侶達の言葉が、じんわりと胸に染み渡っていった。

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