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「例の子供の件を話したんだ。  各務の子供で同じ性別の相手に嫁いだ場合、萌えが果てしないだろ?  だから、永遠の伴侶として、次は必ず相手と対の性別で生まれて来るんだ。  前世で産めなかった分の子供も設ける事が出来るように…、な」 「「………………はい?」」  荊櫻の言葉に、三人がフリーズする。 「私もそうらしいぞ。  瑠維、璃音、翡翠、雲母、珊瑚、琥珀…と、6人の子宝に恵まれてる。  今の世の中で考えたら人数が多いし、本家のばーさんに調べて貰ったら、前世で晶と男夫婦だったと結果が出た。  しかもな…、近い内にまた妊娠するかもしれないと言われた」 「……………?」 「…………は?」  呆気に取られる息子の伴侶達に、荊櫻は苦笑いをする。 「だから二人に言ったんだ。  お前達が伴侶の子供を欲しがる気持ちはよく判る。  気にするなとは言わないから、今の人生で萌えを溜めまくれ。  そしたら、次に生まれて来る時は、欲しいだけ相手の赤ん坊を授かれる………とな。  お前ら、精々今の内に伴侶を堪能しておけよ。  下手したら、それぞれ来世じゃ両手の指で数えきれないくらいの子宝に恵まれるかも知れないんだから」 「「………………………っ!?」」  これ以上無いくらいの人の悪い笑みで、鬼はニヤリと笑った。

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