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 親愛なる瑠維  いきなり別荘をプレゼントだなんて、驚いたと思う。  だが、あの二人の気持ちを思うと、こうした方がいいと思ったんだ。  迷惑かもしれないが、どうか受け取ってやってほしい。  思うところがあって瑠維が甘え切れていないことも、瑠維を大事にしたい余りに二人が焦れ焦れしているのも、傍から見ていると酷く辛い物なんだ。  だから、面倒なものは脇に寄せて、萌えをぶつけ合ったらどうだい?  そこなら近所に何もないし、人目を気にせず好きな事も出来る。  勿論、邪魔も入らないよ。(笑)  君に心底惚れてる亭主二人を、存分に尻に敷いてやるといい。  余計な考えなんかは放り出して、結婚式で披露した奥床しさと可愛らしさのまま、素直に二人を受け入れて、生涯篭絡してやるんだ。  璃音も書いたかもしれないが、シンプルに行くのが一番いい。  今まで苦しい想いをした分、それ以上に幸せになることを願っているよ。  エロ魔神より。(笑)

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