149 / 262

「あの時のことは、ホントに仕方なかったって思うんだ、俺…。  頭おかしくなったの、正気に戻さなきゃならなかったんだから、あのやり方しか無かったんだ。  それに、二人ともアレを強姦したって思ってるかも知れないけど、方向が違うんじゃないかな…」 「でも、あれは…っ」 「強姦以外の何物でもねえだろ…」 「違う。  俺がオイタをしたから、お仕置きしただけじゃないか」 「「………は?」」 「確か言ってたじゃないか。  躾し直しとか、お仕置きって。  悪い事をしたからお仕置きされた…。  それで間違ってない。  玲と忍がいつまでも気にする必要なんかない」 「「瑠維……」」 「気にするの、お終いにしよう?  でさ、俺のこと、もっとあんた達しか要らなくなるようにして。  もう二度と相手を間違わないように、俺のこと、作りかえて…。  いつも大事にされる分、俺も大事にしたいし、悦んでもらいたいんだ。  だから、玲と忍だけの俺にして…。  これから先、二人の為だけに生きれるようにしてよ…」 「わかった…。  みっちり注ぎこんでやる。  俺達の想い、余すことなく注ぐからな…」 「永遠に、俺達しか見れなくなるようにしてやるぜ。  それで、いいんだな…?」 「…うん」  二人に総てを預け、瑠維は笑みを零した。

ともだちにシェアしよう!