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 その甘い囁きに引っ張られるように、強く腰を突き入れたくなる。  だが。  まだそうしたくないと二人は思う。  極限まで焦らし、優しく揺らして甘く蕩けた粘膜を擦ってやりたい。  深い情愛で心行くまで瑠維を悦ばせたい。  喉奥を開いて玲を含み、襞の一つ一つを蕩かせて忍を包む瑠維に、白蜜をたっぷりと注ぎ込むのはその後だ…。 「健気で可愛いお前を、永遠に愛していくよ…。  体も魂も、全部愛し抜くからな…?」  背後から回した手で花芯を優しく包み込みながら、忍が囁く。 「ん…、んんん…っ」 「愛しくて仕方ないぜ、この萌え猫…。  俺達をここまで篭絡した責任………とれよ?」  右手は頬、左手は柔らかな髪に添えて優しく撫でてやりながら玲が囁く。 「んんん…っ、……ん」  焦れ焦れしながらも優しく穿ってくる二人に、瑠維の胸はキュウッと締め付けられるようだ。  …………ドッ。  きゅう…っ。  ド…ッ、ド…ッ。  ………きゅうん…。  心臓が動くごとに、嬉しさと愛おしさに胸が締め付けられていく。

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