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「「……………………っふ……」」
ゆっくりと呼吸が戻り、忍と玲がそれぞれ瑠維を優しく撫で。
花筒と口腔に注がれた蜜を感じ、瑠維が睫毛を震わせた。
「……………ん……っ」
コク…。
コク…ン。
玲の蜜を数回に分けて飲み込み、二人の楔の中に残る灼熱をやわやわと搾り取る。
「一生懸命咥えたもんな、お前…」
口の端から零れた蜜を玲が指で拭ってやると、その手を掴んで瑠維が指についた蜜を丁寧に舐め取り。
「この世の花嫁の中で、誰よりも健気で可憐だよ、瑠維…」
忍が背後から回した両腕で抱きしめて労ると、フルリと震えて瑠維が楔を甘く締め付けた。
突き抜けるほどの快楽に翻弄された後は、甘くて濃密な余韻に酔いしれる…。
これ以上ないほどの充足感なのに、瑠維の中でザワリと何がが鎌首をもたげる。
…足リナイ…。
…今度ハ、忍ノ蜜ガ飲ミタイ…。
玲ノ蜜ヲ花筒ニ受ケタイ…。
…欲シイ…。
…欲シイヨ…。
「………………ん……」
「どうした?」
「………ん…や……っ」
「瑠維…?」
気遣う二人の声すらも、瑠維の体を甘く煽りたてる。
「………もっと……」
「「……瑠維……?」」
「もっと、蜜…欲し……」
羞恥に身をよじりながら、瑠維が囁いた。
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