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「ん………ふ…」
鼻に抜けるあえかな声。
決して歯を立てないようにしながら、唇と上あご、舌が楔を包み込む。
後蕾の蕩けた感触と締め付けに勝るとも劣らぬ極上の口淫…。
玲が軽く揺する度にチュルリと甘く吸い、眉根を寄せて舌を這わす。
一方、更に昂ぶった玲の楔を襞が包み込み、蕩ける粘膜がやわやわと締め付ける。
なにもかもが瑠維の色香を際立たせ、伴侶達を煽りたてていく。
「ふ……………っ」
「っく…………っ」
二人がかりで蕩けさせる筈が、逆に瑠維が二人を蕩けさせている。
重ねた肌だけでなく。
粘膜が擦れ合う毎に射精感が募っていく。
「………ん…、ふ……」
鼻に抜ける瑠維の声も、浅く切なげな息も、しなる背中も揺れる腰も、何もかもが煽りたててくる。
「………んあ…、やべ……っ」
「………………くう…ぅ…っ」
必死で堪えようとすればする程、体内の血が沸騰して楔が解放を求める。
灼熱の蜜が駆け上がるのを必死で堪え、玲と忍は瑠維を優しく愛でた。
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