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「んあ……ッ、何なんだよ…こんな……っ、この蕩けっぷりはよ……っ。  やべ…、持ってかれる…」 「数え切れないくらいに抱き合ってきたのに…っ、…今までの瑠維と全然違…っ」  瑠維と繋がる楔を中心にして、甘い疼きが渦巻いている。  ジワジワと。  ズクズクと。  その疼きが電流のように背筋を駆け上がり、脳内のシナプスまでビリビリと震えているような気がする位だ。  そして、瑠維も…。  硬度を増して反り返る玲の楔が、一旦括れまで引き抜かれて一気に突き上げてくる。  襞を掻き分けるようにしながら、瑠維が最も弱い場所を擦り上げていく。  一方、喉奥を突いていた忍の楔は少し浅い挿入になり、一瞬喪失感を齎す。  だが、優しい突き上げになった事で、切っ先が感じやすい上あごを擦ってくれるようになり、瑠維からあえかな声を引き出した。 「………っ、…んん……っ、……っ……ぅ……んふ……ぅ…」  切ない位の息遣いに混じり、恥ずかしいくらいに上擦った声がバスルームに響く。  それすらも、二人を魅了してくれてたらいいのにと、瑠維は更に体を熱く蕩けさせていった。

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