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 くちゅくちゅ…。  クチクチクチ…。  タイミングを合わせて中を擦る二人の指。  爪で傷つけてしまわないよう、優しくゆっくり掻き回してくる。 「…………ん………ぁ……」  時折、襞を掻き分けながら動く指の腹が瑠維の悦ぶ場所を掠める。  再び蕩けて綻ぶ後蕾を開くと、中の蜜がトロトロと降りていく。 「んん…っ、……ぁ……ん…っ」  …………つう…っ。  ぱた。  ぱたぱた…っ。  ……………………ひとん。  一度ずつ注いだだけとは思えないような量の白い蜜が、後蕾から滴り落ちていく。  瞳を潤ませて胸を満たす痛さに堪えながら、瑠維は唇を震わせる。 「大丈夫。  俺達は嘘をつかないから」  チュ。 「抜いた分以上にたっぷり注ぐからな? 覚悟しとけ」  チュ。 「んんん…っ、……………ん……や………、…ぅ………くっ」  ほろほろと涙を零す瑠維の吐息は、少しずつ甘く熱いものへと変わっていく。  二人は中を綺麗にしている間、優しく宥めるように口づけを落とし続けてくれた。

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